ギャラリーゆうきです
平山郁夫 『朝陽法隆寺』 リトグラフ
150部限定 2002年制作
2009年12月2日午後0時38分脳梗塞のため死去。79歳。
広島県の生口島(現・尾道市瀬戸田町)に生まれる。
旧制中学3年の時に、被爆。
いつ病に倒れるか判らない中での制作活動、
そのなかでの玄奘三蔵、仏教、シルクロードを
ライフワークとして活動を続けられてこられました。
東京藝大の学長を2回も務められ、後進の指導にあたりつつ、
中国・敦煌の石窟寺院やアフガニスタンのバーミヤン遺跡などの
遺跡保護・修復にも力を注がれ、国内だけでなく国外からも
高い評価をうけておられました。
現に96年にフランスのレジオン・ドヌール勲章受章後の
98年に日本で文化勲章受章という感じです。
また、日本の首相が中国を訪問する際に、平山先生を連れて行かれたそうです。
平山先生が居ると、中国の対応が違うというのが理由らしいです。
先日、東京藝大にお邪魔した際に、先生方の名前が書かれた
木札の中に、『平山郁夫』と書かれた札を見たときには、
1人感動したことを覚えてます。
私など、平山先生に直接お会いしたことなどありませんが、
平山先生に直接指導を受けた若手の先生に、
『平山先生ってやっぱ凄いんですか?』って良く分からない質問を
したことがあるのですが、
『人としてなんか大きい。凄いんだよ』って答えが返ってきました。
ご冥福をお祈り申し上げます。